いざ金投資を始めよう、と思ったとしても、まずは今の金の価格から調べなければならないでしょう。金投資を開始してるのなら、少しでも安値で購入し、わずかでも高値で売りたいと思うのが一般的ですよね。それでは最初に、金の価格がどのようにして決められているのかを理解してみて下さいね。

金は外国為替市場と同様に、世界の主要都市に存在している市場において24時間取引され、その価格は世界の政治的、又は経済的な情勢に関連して日々変動しています。金の国際価格は通常、１トロイオンス（約３１．１ｇ）当たりの米ドル建てで表示されていますが、国内ではこれを１ｇ当たりの円建てに換算して値段が決められているのです。金のリアルタイムな価格を知りたい場合には、ＧＯＬＤＰＲＩＣＥ．ＪＰがニューヨーク、ロンドン、ホンコン、シドニーの２４時間現物金買手価格をドルチャートにて情報提供してくれていますよね。

１９８０年頃までは、情勢不安（時には解消する方法がみつけられないこともあるかもしれません）が原因で金の国際価格が上昇していました。しかし、それ以後、2001年に発生したニューヨークの同時多発テロが起きるまで、金の価格はずっと右肩下がりを続けていました。その後、徐々に上昇を始め、２００８年に最高値を更新して以来、２０１２年に至るまで金価格は歴史的な高値圏にあるものです。これは、2011年の中東情勢の緊張や日本の東日本大震災、アメリカの米国債ショック、ギリシャ経済危機を発端としたユーロ圏ソブリン危機の再燃等の影響を受けていますのでだとも言われていますね。