金投資の税金
何となく金と聞くと特別な資産っぽい気がして、税金(きちんと納めずに脱税すると、バレた時にたいへんなことになってしまうでしょう)とは無関係だと思っていらっしゃる方もいるのではないかと思います。けれど、いくら金だからと言って、投資商品ですから、税金(所得税、住民税、自動車税など、色々なものについて回ります)が関係してきます。
後々に「知りませんでした」と言うようなことが無いように、ここできちんと確認しておくといいですね。まず大切な事は、金地金や金貨を購入する場合には必ず消費税が掛かります。金も、一般の商品と同じだと考えると良いですね。当然、購入する際に消費税が掛かったのですので、売却する金額にも消費税を上乗せ出来ますから、購入時と売却時で消費税率が同じであれば損も得もないでしょうね。
ちなみに、購入時の消費税が五パーセントで、売却時に消費税率が上がって仮に8%になっていれば、何もしなくても差し引き3%分の利益を得る事が出来ます。次に、金を売却して売却益が出た場合、その目的に応じて譲渡所得、雑所得、事業所得などとなり、課税の対象となります。
その時の税額の計算は、金の保有期間によって異なる点に気をつけて下さい。5年以内ならば売却益(不動産や国債、株などを売ることで得た利益のことですね)から50万円を引いた金額、5年超ならば売却益から50万円を引いた金額の更に2分の1が課税対象となるでしょう。この事から、金は長期保有をした方が税金面から見れねお得になる事が判りますね。反対に、金を売却して売却損が出た場合は他の譲渡所得と損益通算できますけど、他の所得とは損益通算できませんので、注意するようにしてください。勿論確定申告の準備を怠る事はできませんよ。